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背骨治療の専門医に聞いてみました

腕や脚のしびれは黄色信号です悪化する前に専門医に相談を

山田 周太先生
医療法人 厚生会 虹が丘病院 整形外科医師
Dr. PROFILE
2007年信州大学卒業
資格:日本整形外科専門医、日本脊椎脊髄病指導医
Q
内視鏡手術後に行うリハビリや日常生活での注意点を教えてください
頸椎カラー
頸椎カラー
頸椎カラー
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内視鏡手術後も従来の手術後もリハビリの内容は大きく変わらず、手足をしっかり動かしたり、腕の筋力訓練や歩行練習を行います。また、小さなものをつまんだりする「ものつまみ訓練」やお箸がしっかり使えるようにする「食事動作訓練」など日常生活をご自身で行えるためのリハビリを行います。
従来法で手術を行った場合、術後2~3ケ月は頸椎を固定する装具(頸椎カラー)を着ける必要があります。しかし、内視鏡での術後に特別な装具は必要なく、退院後は特に何の制限なく日常生活でも送っていただけ、通常の事務仕事であれば術後1週間程度、重労働では術後3週間以降に職場復帰できるようになると思います。ただし、頸椎が前に垂れていったり猫背になったりしないように、ご自身で伸展位(関節をまっすぐ伸ばした状態)を意識するようにしてください。

Q
現在、首の痛みや手のしびれなど、症状に悩んでいる方へ励ましのメッセージをお願い致します

頸椎の病気は様々ありますが、お一人で悩まずに専門医と一緒に考えてより良い治療方法を探していって欲しいと思います。頸椎症性脊髄症に対しての内視鏡手術は、まだまだ実施している医療機関は少ないですが、従来法と比べると術後の患者さんへの負担などが大きく改善した手術法だと思います。手術だけでなく、色々な治療法や検査の技術も進歩していますので、気になることがあればお気軽に専門医に相談していただきたいと思います。