中高年世代には、「腕の部分がしびれた感じになる」「首をひねると、肩甲骨のあたりが痛
む」といった症状を覚える方がいます。これは、加齢に伴って首の骨が変性し、神経が圧
迫されることを原因とする疾患で、『頚椎症性神経根症』と呼ばれています。寝たきりになっ
たり歩けなくなったりという重篤な病気ではありませんが、「仕事に支障が出る」「日常生
活で当たり前に行ってきた動作が困難になった」という状態につながっていきます。
多くの場合、内服薬などの保存治療で症状が軽くなり、いったん治まると再発は少ないと
いう傾向があります。保存治療でどうしても改善しないときは、手術を受けることで痛み
をしっかり取り除けることも多々あります。
諸岡整形外科病院・大迫浩平先生に『頚椎症性神経根症』の詳細をお伺いしました。
